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   <title>知的財産とビジネス</title>
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   <subtitle>知的財産・弁理士試験の学習法、知財実務と学習との融合、知財実務と一般のビジネススキルなどに関して、何か役立つ情報を、と考えた弁理士 的場成夫がご提供させていただきます。</subtitle>
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   <title>◎打ち合わせ時刻の指定</title>
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   <published>2008-08-27T20:29:25Z</published>
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   <summary>　とある社長さんからお聞きした話です。 　その社長さんの会社に、仕事を発注してく...</summary>
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      　とある社長さんからお聞きした話です。

　その社長さんの会社に、仕事を発注してくれるＸ社の担当者Ａ氏は、
その社長さんとの打ち合わせに、たとえば

　　　１５時１５分に来てください

と指定してくるそうです。
　するとその社長さんは、わざと１５時３０分くらいに訪問するそうです。

　社長さん曰く、

　　何かと忙しい午前中ならともかく、午後の真ん中あたりに、
　　１５時１５分、という指定をしてくるということは、
　　Ａ氏は、私の会社を「下請け」としてしか見ていない、と思える。
　　だから私は、わざと遅れていき、ささやかな抵抗を試みるのです。
　　他社には行っている「提案」も、Ｘ社にはしません。
　　やり甲斐がないからです。

　私はＸ社もＡ氏も存じませんが、非常に考えさせられるお話でした。


（2008年8月作成）

      
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   <title>◎就社を拒んで選んだ道</title>
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   <published>2008-08-25T20:22:52Z</published>
   <updated>2008-08-25T20:26:17Z</updated>
   
   <summary>大学の先輩が経営する会社（株式会社ギジネス）で展開している 就職活動コンシェルジ...</summary>
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      <![CDATA[大学の先輩が経営する会社（株式会社ギジネス）で展開している
就職活動コンシェルジュ　というサイトに、
私の拙い経験から考えたことを投稿させていただきました。

<a href="http://shukatsuc.jp/career/16/80">http://shukatsuc.jp/career/16/80</a>

ご興味のある学生さんは、アクセスしてみてください。


（2008年8月作成）]]>
      
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   <title>◎我慢のしどころ？それとも・・・</title>
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   <published>2008-08-25T02:03:05Z</published>
   <updated>2008-08-25T02:04:17Z</updated>
   
   <summary>　先日、自分のアイディアを特許出願したい、と相談されるある方に、 　　　出願する...</summary>
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      　先日、自分のアイディアを特許出願したい、と相談されるある方に、

　　　出願するためには、発明を再現できる程度の図面や資料をください

という説明を繰り返し、キレそうになりました。
先方への訪問、彼の来所を含めて三回とも、毎回異なるたとえ話を交えながら
説明したにもかかわらず、だったからです。

　　　こちらは素人なので、済みません。

とお詫びされてしまうのですが、
それでも聞いていらっしゃるだけで、メモを取ろうともされません。

　　彼は本当の発明者ではなく、着想のみを部下に伝えて作らせているだけ、
　　着想のみで出願することは可能、と思い込んでいるから、
　　私の説明を真剣に聞いてくださらないのだ

ということが、三回目にお会いした後、冷静になって考えてみて分かってきました。

　我慢のしどころなのか、ビジネスマンとしての付き合いが困難、と切り捨てるべきか・・・

（2008年8月作成）
      
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   <title>◎「本題」に入る前の相談事（２）</title>
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   <published>2008-08-20T19:37:50Z</published>
   <updated>2008-08-25T02:03:03Z</updated>
   
   <summary>　「本題」に入る前のに掛かった時間やコストを、どのようにしたらいいのか？ 　知財...</summary>
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         <category term="02知財コンサルティングについて" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
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      　「本題」に入る前のに掛かった時間やコストを、どのようにしたらいいのか？
　知財コンサルティングをやりたい、と議論される方々において最も関心の高いことの一つです。


　駆け出しの頃、先輩方には、
　　「まずお金の話をしろ、あとからはしにくくなるから。」
とアドバイスされましたが、
そうした先輩方も、前述のような相談事を想定してのアドバイスではなかったのだ、
と気づいたのは、最近のことです。

　私にアドバイスをくださった先輩方は、現在の私ほどベンチャー企業、中小企業からの相談を
受けていたわけではなかったはずだから。


　まずは、きちんと質問に答えられること、回答によって信頼を得ること、
が最も大切だ、と前回書きました。

　「信頼を得られる回答」とは、親身になって相談内容を聞くことから始まります。
そこには、「その相談内容は手早く片付けて、本題に入りましょう。」
といった焦りがこちら側にあってはならないのです。

　また、求められている回答と法的な模範解答とは異なるものである、
とつくづく感じます。
　短期的に解決したい回答、中長期的に解決していくべき回答とを分けるなど、
知恵が求められるのです。

（2008年8月作成）
      
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   <title>◎「本題」に入る前の相談事（１）</title>
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   <published>2008-08-18T22:45:31Z</published>
   <updated>2008-08-25T02:02:45Z</updated>
   
   <summary>　特許出願の相談がある、ということで、あるベンチャー企業との打ち合わせに出向いた...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ip-blog.net/">
      　特許出願の相談がある、ということで、あるベンチャー企業との打ち合わせに出向いたところ、
発明者だけではなく、社長様が同席されました。
　そして、その社長様から、その出願内容についての帰属関係（誰が発明者なのか）、
ということについての不安を聞かせていただきました。

「今回の発明は、弊社の製品を販売してくれている商社の社長がアイディアを持ってきてくれました。
　その社長さんが、特許を取るならうちが半分以上の持ち分だ、と主張しているのです。
　これは正しいでしょうか。」

という趣旨の質問でした。

　この質問に答え、対策を決定するまでに小一時間かかりました。
結果的には、発明の打ち合わせ時間と同じくらいでした。

　大企業の仕事では、まず必要とされない相談ですし、
ベンチャー企業、中小企業ではかなりの確率で、受ける相談です。


まずは、きちんと質問に答えられること、回答によって信頼を得ること、
が最も大切だ、と思います。

　当たり前のことを、と言われるかもしれませんが、
「職務発明制度の問題」とひとくくりにできるほど単純ではない、と経験を通じて感じているからです。
　同じ会社から相談を受けても、悩んでいらっしゃることは毎回異なるくらいなのです。
      
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   <title>◎ノーネクタイの定着</title>
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   <published>2008-08-17T19:36:51Z</published>
   <updated>2008-08-25T02:02:28Z</updated>
   
   <summary>　今年は『クールビズ』ということが本当に定着してきたな、と思う夏です。 　２年前...</summary>
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      　今年は『クールビズ』ということが本当に定着してきたな、と思う夏です。

　２年前の夏、ある先輩と一緒に打ち合わせに行ったときに、彼は、

　　先方がノーネクタイだからといって、こちらがノーネクタイで良いとは限らない。
　　『君たちは、我々と同等だと思っているのかい？』
　　という反感を買ってしまうおそれがあるからだ、と説明してくださいました。

　そして、その先輩は、よほど確信がない限り、ノーネクタイを避けよ、と言っておられました。
しかし、私自身のこの夏は、ノーネクタイで打ち合わせをすることが、昨年の夏よりも増えました。

　お客様が会社の方針としてノーネクタイの場合、
こちらがネクタイをしていると、かえって気を遣わせてしまう、
と思わせられる空気が感じられるようになったからです。

　とはいえ、あの先輩のアドバイスは、忘れてはいません。
それは、単に「無難」を選択する、ということではなく、
細かい気遣いこそが大切である、との教えであると感じられるからです。

（2008年8月作成）
      
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   <title>◎特許の値段（５）</title>
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   <published>2008-08-14T19:27:26Z</published>
   <updated>2008-08-14T19:27:46Z</updated>
   
   <summary>　なぜ、コスト・アプローチ、インカム・アプローチ、マーケット・アプローチ という...</summary>
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      　なぜ、コスト・アプローチ、インカム・アプローチ、マーケット・アプローチ
という３つの方法のいずれも不合理なのか？

　コストアプローチとすれば、特許取得に要した特許印紙代、弁理士手数料などを
大きく超えられないのです。
　そんな値段で売りたい場面は、関連部門の閉鎖時、会社精算時など、消極的な場面ばかりでしょう。

　他社にライセンスをしている特許であれば、そのライセンス料から
インカムアプローチとすることは合理的かもしれません。
　しかし、自社実施の特許では、インカムがいくらなのか不明ですし、
自社実施を継続したい特許ならば、売りたくないですよね・・・

　マーケットアプローチが困難な理由は、特許が唯一無二だからこそ成立した、
というその特性にあるわけです。
　多くの売買事例があれば、参考にできる事例があるかもしれませんが、
特許はそれほどの売買事例がありません。
　また、製品と１：１で対応して特許が成立しているわけではない、という事情もあります。

　だから最初に書いたでしょ、
売りたい人と買いたいひととが、交渉して決めるのが一番だ！　　って。

　客観的な価格決定、といった目標は無意味で無駄である、ということに
気づくのに時間が掛かっているということは、残念である一方、
気づくまでの過程は、気づいたヒトにとっては無駄にならないはずでしょう。


（2008年8月作成）
      
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   <title>◎特許の値段（４）</title>
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   <published>2008-08-13T18:26:01Z</published>
   <updated>2008-08-13T18:27:06Z</updated>
   
   <summary>　モノの値段の決め方には、大きく、次の三種類があります。 １）コスト・アプローチ...</summary>
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      　モノの値段の決め方には、大きく、次の三種類があります。

１）コスト・アプローチ
　そのモノを入手するのにかかった費用を基準とする方法です。
たとえば、材料費、加工費、運送費などを合算する方法です。

２）インカム・アプローチ
　そのモノを持っていることによって入ってくる収益を基準とする方法です。
たとえば、賃貸することによって入ってくる賃貸料を基準とする方法です。

３）マーケット・アプローチ
　そのモノの類似品が、マーケットにおいてどの程度で売買されているかを基準とする方法です。

　さて、特許の値決めには、いずれも一長一短があり、
どれか一つを採用することはできないようです。

　法人税の評価にはコストアプローチ、相続税の評価にはインカムアプローチ、
Ｍ＆Ａにおける評価にはマーケットアプローチやインカムアプローチ、といったように、
場面（目的）に応じて使い分けられているそうです。
　　（公認会計士・渡邉俊輔著　「知的財産　戦略・評価・会計」東洋経済新報社　より）


（2008年8月作成）
      
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   <title>◎特許の値段（３）</title>
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   <published>2008-08-11T17:29:15Z</published>
   <updated>2008-08-11T17:29:42Z</updated>
   
   <summary>特許をオークションで売買したい、という会社は、 インターネット普及以前から存在し...</summary>
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      特許をオークションで売買したい、という会社は、
インターネット普及以前から存在していました。
また、インターネット普及後も、いくつかの「特許のネットオークション・サイト」が
オープンしました。
　しかし、結果を出し続けられた会社は存在しないようです。

　このことを、2000年頃に言い当てた人を知っています。

　　　電話で売ることができないモノは、インターネットでは売れない。
　　　だから、特許のインターネットサイトは敵ではない。

　リクルート社がテクノロジーライセンスの部署を立ち上げた頃の初代部署長Ｙ氏の言葉です。
いろいろな「モノ」を売った経験のあるＹ氏の含蓄ある言葉として、
大切にさせていただいてます。


（2008年8月作成）
      
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   <title>◎特許の値段（２）</title>
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   <published>2008-08-10T20:56:46Z</published>
   <updated>2008-08-10T20:56:54Z</updated>
   
   <summary>　「あなたの愛車の値段、無料で査定します」 といった中古車の販売会社のコマーシャ...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ip-blog.net/">
      　「あなたの愛車の値段、無料で査定します」

といった中古車の販売会社のコマーシャルを耳にしますが、
本来、値付けをするのには、コストが掛かるのです。
　そこで掛かったコストは、中古車の売買益で補填しているのです。

　　この特許、いくらで売れるかなあ？

といった趣旨の質問をする方は、いくらくらいなのか、
ということを知るだけで大きなコストが掛かる、ということを
知りませんし、
コストを掛けてまで価格を知りたい、とも考えていません。

　　お見積もり無料

といったセールストークは、引っ越し業界やリフォーム業界で一般化しつつあります。
見積もりにお金が掛かるのはおかしい、という風潮は、

　　顧客中心主義、顧客至上主義

が行き過ぎているのではないか、という気もします。

商品の提供者が価格を決められないマーケットは、大変な苦労が伴います。

（2008年8月作成）
      
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   <title>◎特許の値段（１）</title>
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   <published>2008-08-07T23:22:17Z</published>
   <updated>2008-08-07T23:23:06Z</updated>
   
   <summary>　「車種、年式、走行距離をお伝えいただくだけで、 　　おおよその査定額が分かりま...</summary>
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      　「車種、年式、走行距離をお伝えいただくだけで、
　　おおよその査定額が分かります。」

といった中古車の販売会社のコマーシャルを耳にしますが、

　　この特許、いくらで売れるかなあ？

といった趣旨の質問がたまにあります。

　買いたい人がいて、売りたい人がいるなら、
その両者が交渉して価格を決める、というのが、大原則です。

　ところが、日本人は「定価」という商習慣になれているせいなのか、
「客観的な」価格を知りたがるのです。

　　この特許、いくらで売れるかなあ？

の質問に対する間違っていない答えを、私はひとつだけ知っています。

　その特許を買いたい人が誰もいないならば、価格はゼロである！


（2008年8月作成）
      
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   <title>◎特許の値段（６）</title>
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   <published>2008-08-06T18:56:52Z</published>
   <updated>2008-08-17T18:56:20Z</updated>
   
   <summary>　特許の値段を決める際の雑談を、いくつか紹介しましょう。 　特許は不動産に似てい...</summary>
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         <category term="03知財実務についての雑感" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ip-blog.net/">
      　特許の値段を決める際の雑談を、いくつか紹介しましょう。

　特許は不動産に似ている。全く同一のモノは存在しない点が。
　特許は不動産とは似ていない。特許無効や代替技術の登場で無価値になることがあるから。

　特許は生鮮品に似ている。旬や鮮度がある点が。
　特許は生鮮品には似ていない。生活必需品でないし、毎日のように買うものでもないから。


　インターネットを用いて特許の売買を仕掛けた方々は、特許が絵画のような商材である、
と思ったのかもしれません。

　　全く同一のモノは存在しない。
　　欲しい企業がいくつかあれば、最初に手に入れて転売して利益が得られる。
　「紙」だから腐らない。

しかし、いずれの分析も、特許の本質を見誤っていた（正確に見抜けていなかった）のでしょう。

（2008年8月作成）
      
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   <title>◎人身御供</title>
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   <published>2008-08-06T18:53:41Z</published>
   <updated>2008-08-06T18:54:14Z</updated>
   
   <summary>　Ｙ社の知的財産部の部長であるＡ氏は、人事部長Ｂの部屋を訪れた。 Ａ：今回のＺ社...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ip-blog.net/">
      　Ｙ社の知的財産部の部長であるＡ氏は、人事部長Ｂの部屋を訪れた。

Ａ：今回のＺ社から受けた特許権侵害の警告状は、かなり周到なモノと思えるんです。
　訴訟になって苦戦することは間違いない。
　そしてその訴訟の結果は、我が社にとって大きなダメージになりそうです。

Ｂ：それは、あなたの首が危ない、ということですか。

Ａ：首が危ない、というところまでは行かないかもしれませんが、
　　「次」が２年ほど遅れますね。何か良い手はありませんか。

Ｂ：こういう手はどうでしょう。
　　若手の弁護士を、渉外課長といった新たなポストで迎え入れるのです。

Ａ：今は、弁護士も数が増えて溢れている、という話は聞いたことがありますが・・・

Ｂ：そう、そういうのの中には、我が社で社内弁護士、という地位に魅力を感じる
　やつもいるでしょう。

Ａ：Ｚ社との訴訟対応チームのＹ社のリーダということになれば、
　それなりに世間からも注目を浴びるでしょうからね。

Ｂ：その弁護士に、Ｙ社の対応を一任して様子を見ます。
　裁判の結論が出たら、その責任上、辞めざるを得ないようにし向ければ、
　Ａさん、あなたの地位は安泰だ。

Ａ：Ｂさん、さすがですね。
　では、さっそく、今のアドバイスどおり、弁護士募集の方向で手を打ちます。
　ありがとうございました。

　Ａ氏は、Ｚ社との訴訟で自分の会社の不利益を最小限にすることよりも、
自分の地位の安定に関心があるわけだ。
　また、Ｂ氏は、Ａ氏に貸しを作ることで、後々の世渡りにおいて
何かと役に立つのだろう。
　しかし、そんなものは悪だ！　と声を大にして言える者は、どれだけいるだろうか。

（2008年8月作成）
      
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   <title>◎出過ぎたアドバイス・その後（フィクション）</title>
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   <published>2008-08-04T16:52:21Z</published>
   <updated>2008-08-04T16:52:22Z</updated>
   
   <summary>　半年後、Ｂ氏は、普段なら見落としそうな小さな新聞記事を見つけた。 　　　　　「...</summary>
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      　半年後、Ｂ氏は、普段なら見落としそうな小さな新聞記事を見つけた。

　　　　　「Ｙ社、民事再生法の適用を申請」

　例のソーシャルネットワークサービスがうまくいかなかったことが原因だろうか？
その小さな記事からは分からなかった。
　インターネットで関連記事を調べてみても、なかなか分からなかった。

　インターネットの検索を諦めかけたとき、Ｂ氏はふと考えた。

　　自分のアドバイスの的確性を確かめたくて調べているのだろうな・・・

　そのまた半年後、Ｙ社の営業マンだったＣ氏に偶然出会ったＢ氏は、
そのＣ氏に聞いてみた。
　Ｂ氏は、自分の予想通りだったことに少し満足した。
　しかし、自己満足よりも印象に残ったのは、Ｙ社倒産後のＣ氏の苦労話である。

　経営者の責任　ということを強く感じたのだった。


（2008年7月作成）
      
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   <title>◎出過ぎたアドバイス（フィクション）</title>
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   <published>2008-08-03T19:29:41Z</published>
   <updated>2008-08-03T19:29:56Z</updated>
   
   <summary>　Ａ氏は、某大学の大学院時代から、インターネットでは名の知れたプログラマであった...</summary>
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      　Ａ氏は、某大学の大学院時代から、インターネットでは名の知れたプログラマであった。
そのＡ氏は、卒業と同時にインターネットを使ったバーチャルモール・サービスの会社Ｙを
設立した。
　会社の設立には、名の知れたプログラマであるＡ氏に期待する個人投資家が何名も
出資した。
　バーチャルモールの出展者は、画面の作り込みの良さや、
営業部隊の活躍によって堅調に伸びていった。

　Ａ氏は、本業が軌道に乗り始めたことをきっかけに、そのバーチャルモールとは別に、
ボランティア活動を支援するソーシャルネットワークサービスを企画した。
　その企画の斬新性に特許性があると考え、弁理士Ｂを呼んだ。

Ｂ：「確かに斬新なサービスのようです。
　　先ほど、Ａ社長が退席されている時間に特許調査をしてみましたが、
　　似たような特許出願は見あたりませんでした。」

Ａ：「だったら、特許が取得できるね。じゃあ頼むよ。」

Ｂ：「しかし社長、このソーシャルネットワークサービス、公共性は極めて高いですが、
　　　どのように採算を合わせていくつもりなのですか？」

Ａ：「そりゃ、本業で稼いで、そっちの利益をつぎ込むのさ。」

Ｂ：「それでは、単独でビジネスとして成り立ちませんから、
　　　投資家の皆様が納得しないのではないですか？」

Ａ；「私は、このサービスを実現して社会貢献をしたいんだ。
　　　金のある大企業は、いずれこうした社会貢献をせざるを得なくなる。
　　　その時に大きな力を発揮するんだ。」

Ｂ；「失礼ながら、御社の現在の規模では実現、運営は困難ではないでしょうか。」

Ａ；「君は弁理士なんだから、特許出願書類を依頼されたら、作ってくれればいいんだ。」
　　　ちなみに、内容が社会貢献なのだから、君も安く頼むよ。」

Ｂ；「この仕事に対して、私にも社会貢献を要求するのはおかしいです！
　　　そういうことでしたら、お引き受けできません。」

　Ｂ氏は、覚悟を決めて発言した。出過ぎたアドバイスがきっかけだったが。

（2008年7月作成）
      
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