没後500年記念として開催されていたレオナルド・ダ・ヴィンチ展を見学してきました。
「モナリザ」や「最後の晩餐」など、美術界に大きな功績を残した彼ですが、
ここでは、彼の「手稿(手書きのメモ)」を大型の模型にして展示されているのが、
大変参考になりました。
美術のことはよく分かりませんが、発明家として偉大であった、ということは、
この展示を見学することで、非常に理解が深まりました。
頭の中に「三次元の模型」を構想し、その構想を「二次元のスケッチ」へ描き出す
という能力に秀でていたのだ、と私は解釈しました。
自らのスケッチ(およびメモ書き)に基づいて実物を作製したり、
作製のための実験をしたり、ということにもつながったようですが、
スケッチやメモがなければ作製や実験につながらなかったでしょう。
そう考えるに至り、アイディアを可視化する、ということの大切さを
改めて胸に刻む機会となりました。
なお、この展示会を勧めて下さったのは、スケッチ能力に長けた発明者Mさんでした。
Mさんに、この場を借りて感謝申し上げます。
(2017年10月作成)