◎旬のトマトと小規模農家の諦め

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◎旬のトマトと小規模農家の諦め

 夏野菜の代表格であるトマトですが、露地栽培(ビニルハウスではない)トマトを出荷される小規模農家さんには、大きな悩みがある。正確には、悩みを通り越した諦めがある、ということを知りました。
 店頭に並ぶには、「完熟直前」のトマトを収穫して出荷しなければならないそうなのですが、
「旬」となる時期には、一日前には「完熟直前」のかなり手前だったモノでも、完熟してしまい、
出荷できないほどの完熟になってしまうモノも少なくない。
 そうした完熟トマトを集めている暇はなく、出荷のための「完熟直前」を収穫せざるを得ない。
結果として、完熟トマトは地面に落ちてしまい、腐り始める・・・
  熟す直前のトマトより、完熟トマトのほうが断然美味しいと思うので、何とも残念です。

 お話を聞かせていただいた農家さんは、ご近所の方に声をかけ、
  落ちたトマトを持って行って下さい
とお願いしているそうです。
 ご近所の方は、そのまま食すほか、ジュースにした上、更に配れるほどお持ち帰りになれる。
それが、「旬」の時期に晴天が続くと、毎日のように続くらしい。

 ご近所の方には喜ばれ、農家さんとしても、腐ってしまうトマトの回収をしなくてすむ、
というウィン&ウィンの関係にある。だから、ハッピー なのか?
 私には、そう思えませんでした。「諦め」の状態と感じたからです。。

 完熟トマトを回収(収穫)して販売する仕組みさえ考えれば、
もっと多くの人がよりハッピーになれるはずなのですが、
一律の「仕組み」を構築するのは、難しそうです。
 現場ごとに環境が異なり、異なる事情も多くありそうだからです。

        (2017年8月作成)

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