◎現実を知らない理想論の虚しさ

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◎現実を知らない理想論の虚しさ

 自分が構築した組織の、近未来の方向性をリーダが語り始めた。
どこかで聞いたことのある抽象論が延々と続く。
 加えて、彼の組織とその抽象論とには、具体的な施策が乏しく、
私にとって無意味な時間が過ぎていく。

 無意味な時間に耐えられなくなった私が、

   具体的な施策も無しに、この抽象論をぶって何の意味があるのか?

と、彼に議論をふっかけた。

 彼は、たとえ話を語り始めたが、そのたとえ話が的外れだと確信した私は、
彼の語りを遮った。

   そのたとえ話は別の場面でよく聞くが、あなたの組織とは関係ないでしょ?

私の発言に対し、彼は、彼が理想とする理想郷について語り始めた。
その話に耐えがたい思いを抱く私は、

   その理想郷は、あなたが言い出す前から、少なくない先人もトライしている。
   その先人達は、多くのお金と人間を送り込んでも、
   私が知る限り、20年前と何ら状況が変わっていない。
   先人達が費やしてきたお金も人材も無いあなたの組織に何ができるというのか?

と、まくし立てた。あまりにも現実を知らないリーダに驚きつつ。
 彼をリーダとする組織の虚しさを案じました。

   (2017年6月作成)

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