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◎人脈も知的財産と思い付いた話(2/2)

 人脈も知的財産だ、と思い付いたのは、いつだったか、
なぜ思い付けたのか、は正確には思い出せません。
 2005年には別のセミナー講師の際に、言葉として使っていたので、
少なくとも、それより前のようです。

 「人脈も知的財産だ!」と言われてみれば、
多くの方(特に、知財ドップリではない方々)に頷いていただき、
しかもそれを「見える化」する必要性があるのでは、と考えたのは、
補足させていただくと、以下の仮説に基づいています。

一つ目)
 人脈という財産は、一身専属的(相続承継ができない)な面が大きいですが、
 二代目が、先代社長から、しっかり受け継ごう、
 という意識があれば、受け継がれることもあるはず、
という仮説。

二つ目)
 受け継ぐのが難しいのに、受け継ぐための可視化されていない。
 だから、しっかり受け継ぐことができないのだ、
という仮説。

 たとえば、先代社長が、次の社長に、

  主要取引先Y社の社長Aさんは、誰から紹介されて、
  これまでに、どんな取引や我が社の担当者Cと付き合いがあって、・・・

ということを、口頭で伝えることはあっても、
しっかり、形に残している(可視化させてある)ことが少ないのでは?

 この二つの仮説は、ほぼ当たっていたらしく、
このセミナーは大変盛り上がりました。

 しかし、フォローアップのプログラムや仕掛けを企画することまではできず、
(私も一人ではできないし、経済的な壁もあった)、
一時的な盛り上がりで終わってしまいました・・・

 ナントカ形にしたい、と今でも思っているのですが。

     (2017年6月作成)