◎地域団体商標をめぐる議論

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◎地域団体商標をめぐる議論

 地域団体商標の実務を巡って、同業者S氏と議論になりました。
S氏は、

   特許庁による登録要件の判断が厳しくて・・・

と愚痴を漏らしたことがきっかけです。

   どうして「地域団体商標」でなければ駄目なのか?

と彼に質問したところ、私が納得できる回答は出てきませんでした。

   そもそも「識別力」を原則として商標の登録制度があるわけで、
   識別力がないという運命を背負って、例外的に認めようという制度でしょ。
   だから、登録もハードルが高いし、登録後も運用管理が大変なはず。
   だったら、「識別力のある普通の商標」で登録を狙いませんか?
   と助言しないのはなぜなのか?

とS氏に、私の疑問をぶつけました。
 彼の反応を解釈すると、「例外として登録を認める制度」という認識を、
私ほど抱いていなかったようでした。

 S氏の依頼者やその背景事情など、詳細は私には分かりませんし、尋ねませんでした。
しかし、

   地域団体商標を登録して欲しいと依頼されたから、その通り仕事をしている

ということであるならば、
S氏と私とは「仕事に対する哲学」のようなものが食い違っているかもしれません。
(哲学が違っている場合、哲学が違うと認識できた、ということが議論の成果でしょうか)

   (2016年12月作成)

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