ビジネス上で交わされる常套句や決め台詞など、
ビジネス本を読んでいると、自然と頭に入ります。
また、ビジネスの現場でよく交わされる言葉というモノは、
それなりに多く存在します。
しかし、同じ言葉を使っても
重みが出てくる人と、そうでない人とが出てきます。
年齢を重ねることで重みが出てくる、というよりは、
経験を重ねたか否か、であろうと思います。
一方、経験を積まれた方は、使い古された言葉を口にした後、
それを聞いている周囲の人間達の反応を観察されています。
その観察結果を、次の仕事に、次の人間関係構築に活かしているのでしょう。
観察、考察を積み重ねることこそが、「経験を積む」ということであり、
注意深い観察力がなければ、馬齢を重ねることになるのでしょう。
「反応」、「観察」といったことの重要性は、
情報通信技術の発達でも、まだ埋められないことが多いな、と、
ある社長さんとご一緒した機会に思い知らされました。
(2014年10月作成)