たたき台(提案書)の作成は、簡単ではありません。
色々な情報を入手しつつ、自分の想像力を駆使する必要があるからです。
入手する情報は、業界のど真ん中よりは、少しずれた業界の方が役立つことが多い、
というのは、私の実感です。
ただし、異なる業界の情報を用いて作成したたたき台は、
相手の反応がない(いわゆる「外す」)となってしまう確率も高い。
ですが、外す経験を積むと、外しにくくなっていくようです。
外すことは大変恥ずかしいことなので、深く反省することができるからでしょう。
ところで、外す(外してしまう)経験は、若いうちに積んでおかないと辛い。
年齢を重ねてから外してばかりいると、バカ ですから。
「バカ」というレッテルを貼られることはとても恐ろしいことなので、
若いうちに外す経験をしてこなかった人は、外すかもしれないというチャレンジを避けます。
若いうちに外す経験をしておかないと、バカ にさえなれない、ということです。
(そもそも、若いうちに情報発信できなかった人が、年齢を重ねてできるようにはならないでしょうが)
さて、「外してしまうかも知れない」というチャレンジは、勇気が必要なことです。
この勇気がないビジネスマンは、年齢が若くても「年寄り」だ、と私は思います。
この勇気があるビジネスマンは、年齢が高くても「若い」、と私は思います。
(2014年6月作成)