友人が講師を務めるセミナーに出席しました。
彼は、組織の経営者でもあるので、経営者という立場による色々な想いを込めて
セミナーを進めていくのが、よく分かりました。
(セミナーは、とても重要な営業活動です)
セミナーの最後に、彼は、
自分が経営する組織の理念と自分の理念とを、それぞれ別々に述べました。
私はそこに感銘を受け、セミナー終了後の懇親会で彼と話をするチャンスに、
組織の理念と自分の理念のところが良かった。
でも(貴方がそれを出すのは)珍しいね、初めて見た気がする。
と話しかけました。すると彼は、
俺は、自分を熱い人間だと思っているけれど、熱いことを語りたくはない。
でも、たまにはいいかな、と考えて出してみた。
という趣旨の答えをもらいました。
何かきっかけがあったのか、(外部向けの)ポリシーを軌道修正しようと考えたのか、
その辺りの理由はどうでもよい。
でも、変化(たぶん「進化」です)していく姿は、格好良いな。
そう思いました。
自分が経営者である経営者の理念と、自分の理念とを分けている理由は、
尋ねませんでした。
経営していく、ということでのチームの理念と、自分の理念とを敢えて分けたのは、
良く分かる気がしたから。
こうした自分の心の動きを文字にしてみて気付いたことは、
少しは経営者の気持ちが分かるようになってきたからかな、ということでした。
(2013年7月作成)