試験制度がドンドン変化しています。
その変化へ上手に対応して利益(合格)を得たヒト、変化に振り回されて人生の遠回りをしたヒト、
色々出てきてしまうことでしょう。
試験制度の変更は、受験生にとっては人生における選択(と集中)を左右する重大事。
こうした試験制度の変更に対して、既に合格した人たちは勝手なことを言うことがあります。
激励の意味を込めているのでしょうが、
(変更される前に)頑張って、早いとこ合格しちゃえよ
といった言葉を先輩合格者から聞くと怒りがこみ上げてきたことを、今でも覚えています。
一年でも早く合格したい、と思わない受験生なんていない。もちろん私だってそうだ。
目一杯がんばっているのに、「早いとこ合格したほうがいいよ」なんて、
何の足しにもならない。 そんなことも分からないのか?!
というのが怒りの理由でしょうか。
最大限で頑張っているつもりも『早めに合格』できるとは限らない。
それが資格試験(人生における選択と集中?)の難しさ、儚さ、辛さ、・・・
そうした難しさ、儚さ、辛さから解放され、その感覚が薄れていくのが合格した人たち。
だからつい、勝手なことを口にしてしまうのです。
合格者の有益なアドバイスと戯言とを聞き分ける能力が、時には必要です。
怒りがこみ上げてきたら、その怒りを別のエネルギへ変換する能力も。
(2013年6月作成)