◎独占とはけしからん、という誤解

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◎独占とはけしからん、という誤解

 「特許は独占なので、世の中への普及を妨げる」と誤解している人は、少なくありません(*)。
それゆえに、中高生に特許制度を教えるのは、オトナのずるい世界を教えることになるから止めろ、
と反対するのです。
(日本弁理士会は、大学生や高校生を対象に「パテントコンテスト」、
 「デザインパテントコンテスト」というイベントを毎年開催しています。)

 しかし、普及させるには、代表的にはライセンスをすればいいのです。
 特許を取得している、という事実が、周囲のモチベーションに繋がります。
もちろん、特許を取得したい、という発明者のモチベーションも上がるのです。

 特許が無かったら、と仮定して比較してみれば明らかです。
「面白い技術だ、使ってみたい」と気付いてくれる人の数が減ります。
ビジネスへのモチベーションが上がらないので、使いたいと思う数も減ります。
結果として、普及しないのです。

 特許制度は、人間の欲望を上手に綺麗に使い、関係者のバランスを良く考えてつくられています。
勉強していくと、分かってきます。


* 以前の国公立大学の特許も「独占ライセンス(専用実施権の設定)」ができませんでした。
 税金を使ったことによる「公平性」という考え方も加味されたようです。
 現在では法律が改正され、ライセンスについての規制は緩和されています。

   (2013年4月作成)

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