◎社内では忘れられる登録の経緯

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◎社内では忘れられる登録の経緯

4年ほど前に出願をし、その半年後に登録を得た登録商標がありました。
依頼者(社長様)は、当初、普通名称2つを組み合わせた文字商標の取得を希望されていました。
ところが、調査してみると、希望されていた文字商標とほぼ同一の出願についての拒絶例が発見されました。
 希望通りの文字商標を出願しても、登録可能性はほとんど無い、という説明をさせていただきましたが、
依頼者は諦めきれない様子。
 そこで依頼者に対して、図形を含むマークをデザインして登録を狙うことを提案しました。
その結果、平面図形と普通名称2つを組み合わせた文字商標とを一連としたマークについて登録を取得できました。

 さて先日、依頼者から

   うちは(普通名称2つを組み合わせた)文字商標を登録しているはずだと思っていたのに、
   図形商標しか登録されていない、と他社から指摘を受けたのだが、どうなっているのか?

と困ったような(怒ったような)電話が掛かってきました。

   図形との組み合わせだったからこそ登録できたのであって、
   普通名称2つを組み合わせた文字商標が登録できた訳ではないのです

と説明させていただきました。

 どうしてきちんと伝わらないのでしょうか?
怒ってみても仕方がありませんが、理由は解明した方が良い。
 登録の経緯といった面倒な状況は、関係者全員が理解できないから、伝わらず
忙しい社長はいずれ状況を忘れてしまう。
そしてそのうち、自分に都合の良い解釈を次第にしてしまう。
 今回の理由は、以上のように想像しました。

    (2012年6月作成)

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