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◎分析と明るさ(2/2

 分析の結果としての結論が批判的である場合、耳を傾けたいと感じる批判なのか、
耳を塞ぎたいと感じる批判なのか、にて、その結論の対世的効力が異なってきます。
(「対世的効力」という言葉を思い付いた自分は、知財人であるなぁと苦笑・・・)

 耳を傾けたいと感じさせる批判かどうか、の境目はどの辺りにあるのでしょうか。

 自分が批判をする際には、合理的と考える代替案を提示するように心がけていましたが、
どうも、それだけでは足りない。
 ブログを始めた当初、書きたい批判を書いて何度か痛い思いをしたので、
この辺りについては、ひとつの結論(基準かな)を、自分の中には持っています。

   批判の対象に対して愛情を込めているかどうか

 批判的に見えても読後感に明るさや爽やかさが残る文章は、愛情があるからであろうと。

 自分だけが主観的に「愛情を込めて批判をしております」と思っていても当然ダメ。
客観的に「ああ、愛情の籠もった批判だな」と思っていただけなくては失格です。

 しかし、「客観的に合格」かどうかの判断はなかなか難しい(当然ですが)。
 それゆえ、「客観的に合格」と感じられない、感じてもらえないかも、という時には、
何度か書き直し、それでもダメならコラムそのものをボツにしています。

   (2011年12月作成)