◎欠点を特徴と解釈する

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◎欠点を特徴と解釈する

 中学生の頃、「知能テスト」というものがありました(現在でもあるのかどうか、不明ですが)。
そのテストとは、学校の成績を見るものではなく、理解度や理解の速度といった、
いわゆる「頭の良さ」を判定することを趣旨として行われたものだったと、現在の私は推測しています。

 さて、私は、その知能テストでは平均値くらい(つまり上から数えて50%)。
大学への進学率が30%くらいと言われていた記憶があり、
大学までは行きたいなぁと漠然と思っていた中学生の私には、大変ショックでした。

 理解の速さ、というものは、努力あるいは特別な訓練にて向上するものなのか、
どうかは存じません。
 しかし、高校時代、大学時代、社会人になってからも、そして弁理士になった今でも、
自分が選んだ環境にいる人よりも理解の速度が遅い、と自分では認識しています。

 弁理士試験に挑戦している頃(社会人になりたての頃でもある)は、
仕事に関する理解速度も遅いし、試験勉強での理解速度も遅いし、
(仕事はできるようにならない、試験にも合格できない)
自分はどうなってしまうのだろうか、と不安のまっただ中にいました。

 弁理士試験の合格によってその不安を払拭したように感じたのもつかの間、
新人弁理士の研修を受けてみて、自分以外の周りの方々はとても理解が速くて正確に見え、
  ここでも落ちこぼれか
と思うだけでした。

 しかし、理解が悪くて遅い、ということが、欠点ではなく特徴であり、時には利点になる、
と思えるように、少しずつなってきました。
 どんなきっかけだったのか。

 一般の技術者の方々、中小企業の経営者の方々などに
特許や知的財産制度を、コラム執筆やセミナーなどを通じて説明する、という機会を何度か得たのです。
 そうした機会において、自分が理解したときと同じようにステップを丁寧に踏んだ説明をしたり、
直感的な図を駆使したりしたことで「易しくて分かりやすい」という評価を得ることができました。

 30半ばくらいでようやく、「理解が悪くて遅い」という自分の欠点を「特徴である」と捉え、
自分のセールスポイントと自覚したりアピールするようになりました。

    (2011年5月作成)

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