インターネットの普及と、広義の「情報」に関するサービスビジネスの無料化とは、
相関関係があるように感じています。
特に、「理解する」、「分かる」ということに関するサービスは、
どんどん無料化しているように感じています。
この現象を捉えて
知財が軽く扱われている
と嘆く声は少なくないのですが、その捉え方は、私にはどうもしっくりこない。
お金を出しても得たい情報か否か
ということを、もっと探求しなければならない、と考えます。
たとえば、知財に関する基礎知識に対してお金を出しても得たい、
と考える人は、どんな人なのか、どのくらいいるのか? ということです。
知っておかないと大変なことになる
とどれだけ脅しても、そうした脅しに乗ってくれてお金を出してくれる人はいるのか?
資格試験(弁理士、知財管理技能検定)の受験者くらいではないのか。
じっくり考え、考え続けなければなりません。
(2010年7月作成)