プレッシャーやストレスは、適度に必要である、と聞きます。
プレッシャーには善し悪しがあるのだろう、と漠然と思っていたのですが、
善いプレッシャーとは、こういうものだ、と確信したことがありました。
2010年FIFAワールドカップの日本代表、ゲームキャプテンを務めた長谷部誠選手が、
帰国後にテレビ出演している姿を観ました。
彼は、出身地の幼稚園、小学校、中学校などに600個のサッカーボールを贈ったとのこと。
(ワールドカップが始まる前、少なくとも日本チームの戦い前のようでした。)
その贈られたサッカーボールを蹴る幼稚園児の姿が映し出された後で
インタビューされた長谷部誠選手は、
自分は北澤(豪・元日本代表)さんらの活躍を目標に頑張ってきた。
そして今、自分が目標にしてもらっても良いかもしれないと思った。
という趣旨の発言をしていました。
ワールドカップ日本代表という大役は、長谷部選手にとっては小さくないプレッシャーだったと
想像していましたが、
彼は、ボールを贈った子どもたちに恥ずかしくないプレーをしよう、という
善いプレッシャーを自ら作っていたのだ、となぜか確信しました。
こんなにも素晴らしい日本代表選手。そのキャプテン!
仕事に対する前向きな心、奮い立たせる方法について、見習いたいと思いました。
(2010年7月作成)