◎席を譲ろうとしたのに

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◎席を譲ろうとしたのに

 立っている人がまばらな電車の車両に老夫婦が乗り込んできました。
ひとつだけ席が空いていたところに、奥様が旦那様を掛けさせようとしました。
その空席の隣のビジネスマンがその状況を察し、奥様にも掛けてもらおうと、
席を譲ろうとしました。
 ところが、その奥様、

   すぐに降りるから結構です

と、そのビジネスマンが立とうするのを押しとどめます。
 立ち上がろうとしたビジネスマンとしては、再び座り続けるのはバツが悪いので
何とか譲ろうとします。
 しかし、奥様も断り続ける・・・

 結局は席を譲り損なったビジネスマン。
その隣には、旦那様が横に座っています。
やり場が無くなり、目を閉じて自分の目的地が来るのをじっと待っています。
 目を閉じても眠れるような心境じゃあないでしょう。

 日本の、小さな微笑ましい風景。
それとも世界中のどこにでもある風景なのでしょうか・・・

   (2010年7月作成)

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