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◎シナリオ・ライティング

 米国にてヒットした映画やテレビ番組が日本に上陸する。
上陸するモノのうち、私が接するモノはわずかなのだと思いますが、
たいてい、そのシナリオには感心させられます。
(お決まり、お約束のシナリオによる映画もありますが、それは除く)

 アッと思わせるストーリー展開。
これならヒットするよなぁ、と頷かざるを得ません。

 日本は戦略下手、といった意見や本を見かけることは多いのですが、
シナリオ・ライティングという基礎的能力の平均的なレベルが低いこと、
これが、戦略下手の遠因ではないでしょうか。

 とはいえ、日本の得意なこと、世界で評価されているアニメは、
シナリオ・ライティングに優れたモノが評価されているはず。

 「モノづくり」にストーリー性を織り込むシナリオ・ライティングがあれば、
世界中で受け入れられるのではないか?
 とすれば、そのシナリオを誰が描くのか、ということに帰結するのではないか?

 そんな大それたことを、ついつい考えてしまいました。

 なお、この原稿を書いた直後に、

   私の最近のキーワードは『シナリオ』です

と、ある会議で発言したのですが、その会議の場でご一緒したK氏が

   戦略は戦うためのモノ、本当に戦わなくてはならないのか?
   戦わないというやり方もありますよね。

と賛同して下さったのは嬉しかったです。

(2009年12月作成)