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◎必須の基礎力

 知財コンサルティングを仕事としようとする場合、
講師の経験がある、ということは、先方からは求められることが多いです。
それが「コンサルティング」という仕事の本質に関わりが深いからでしょう。

  さて、それでは「講師」とは何か。
  先方が求めている「講師」の本質は何か。

 明確な答えがあるというわけではありませんが、
単なる知識や技能の伝達、という旧来の「先生」は、敬遠されていると感じます。
換言すれば、

 こういうタイトルの、こんな項目や内容が含まれるセミナーをお願いします

という待ちの姿勢での講師経験は、あまり役立たない、ということでしょうか。

 一方、どのような受講生をどのようにしたいのか、といった
先方の話、ご要望を聞きながら、どんなセミナー内容が的確なのか、
といったことをプランニングし、講義まで実行する、
という 提案・企画・実行 という3セットでの経験は、
役に立つと確信しています。

 提案・企画・実行の3セットは、ビジネスマンの基礎力でもありますね。

一人前のビジネスマンである、ということが、
知財コンサルティングにおける必須の基礎力 と言えるのではないでしょうか。

(2009年4月作成)