知財コンサルティングを仕事としようとする場合、
講師の経験がある、ということは、先方からは求められることが多いです。
それが「コンサルティング」という仕事の本質に関わりが深いからでしょう。
さて、それでは「講師」とは何か。
先方が求めている「講師」の本質は何か。
明確な答えがあるというわけではありませんが、
単なる知識や技能の伝達、という旧来の「先生」は、敬遠されていると感じます。
換言すれば、
こういうタイトルの、こんな項目や内容が含まれるセミナーをお願いします
という待ちの姿勢での講師経験は、あまり役立たない、ということでしょうか。
一方、どのような受講生をどのようにしたいのか、といった
先方の話、ご要望を聞きながら、どんなセミナー内容が的確なのか、
といったことをプランニングし、講義まで実行する、
という 提案・企画・実行 という3セットでの経験は、
役に立つと確信しています。
提案・企画・実行の3セットは、ビジネスマンの基礎力でもありますね。
一人前のビジネスマンである、ということが、
知財コンサルティングにおける必須の基礎力 と言えるのではないでしょうか。
(2009年4月作成)