◎個人発明家の一般的傾向(1)

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◎個人発明家の一般的傾向(1)

 特許事務所において、「個人発明家」はあまり歓迎されないお客様です。
それはなぜか。

   知的財産を現況よりも過大に捉えている

ということでしょうか。もう少し詳しく書いてみましょう。

 第一に権利範囲。
 自分の発明や、登録したい商標などを、過大に捉えています。
 先行している他人の権利を客観的に捉えていない、からです。


 第二にビジネスにおける知的財産の力。
 知的財産だけが強大な企業、というのは滅多にありません。
知的財産は、ビジネスの中の一項目に過ぎません。
 そこまで分かっていると、個人発明家さんは自分で事業をやらない、という
選択肢に向かいます。
 商標を他人に使わせる目的で取得しようというのは論外ですが、
発明についてもほぼ同じことです。
すなわち、自ら事業をするのではなく、ライセンス目的で特許を取得したい、
と考えているようでは、まずうまくいきません。


 第三に他人に対する謙虚さ。
 凄いことを考えた自分は偉いんだから成功するはずだ、
お前も私に協力して成功させよ、
というような尊大さを感じさせられることは少なくありません。

 もちろん、こんな方ばかりではありません。
知り合えて良かった、という方もいらっしゃいます。
知り合えて良かった、と思える方は、上記の三つはいずれも感じさせられることは
ないということは、私の経験から言えることです。

(2008年7月)

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