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◎知財コンサルティングに関する考察(8?2)

(7)知財とリスクマネジメント

知財の仕事の大半はリスクマネジメントである、
ということを経験的に把握しています。

たぶん、リスクマネジメントの学問分野でも
知財がそのように位置づけられているようなので、
大きく外れていないであろうと思いますし、
知財部や特許部を社内に持っている会社では、
ごく当たり前に位置づけられていると見えます。

一方、特許部を社内に持っていない会社では、
知財はリスクマネジメント第一である、ということを、
経営者が理解していないことが多いようです。

そうした会社とのおつき合いは、経営者とのコミュニケーション能力が求められます。

ITバブルの直後や小泉政権の
「知財立国」構想などのマスコミに影響もあってか、
『特許とは儲かるもの』という先入観が植え付けられている経営者が少なくありません。

また、「リスクマネジメント第一」を理解していただけず、
「費用対効果」の視点から危うい選択をされる会社も多いと感じています。