生まれて初めてセミナー講師というものを経験してちょうど10年になりました。
その初体験は、某シンクタンク主催のセミナーでした。
企画立案から大阪、東京の2回のセミナー本番までの約6ヶ月を含めて、
私にとって忘れることのできない大イベントでした。
弁理士資格を取得して5年目の「駆け出し」に対して、よくぞ任せてくださいました。
当該シンクタンクの担当責任者であるN様には、本当に感謝しております。
しかし実をいえば、講師をやりたかったわけではなく、
自分が「こうすればもっと良くなる。」と考えていることを
シンクタンクという仕事をしている方々に伝えたかったのです。
伝えたいことを、企画書にして前述のシンクタンク(知り合いの知り合いというか
細いコネクションを頼りとして)に持っていき、
そこで紹介していただいた前述のN様にお会いすることになりました。
自分の考えをまとめる、という企画力やプレゼンテーション能力
シンクタンクに「つて」を求めた自分の人脈およびそれを補うためのビジネスマナー
恥ずかしさを押し殺して見知らぬビジネスマンに会いに行った行動力
こうした力を、10年前の自分は、「無謀さ」とともに持っていたのか、
と振り返ると、不思議です。
今冷静に振り返れば、自分がやりたいこと、
という形のないモノに対する情熱が、このときの行動力の源泉だった、という気がします。
そして、この頃の情熱が今、冷めていないか、を振り返っています。