◎申し遅れました

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◎申し遅れました

私は、主人を守るのが仕事だ。

道や地面から、冷たい雨から、ゴミや小石から、時にはほかの仲間たちから、主人を守る。

私は、一人の主人に仕えている。

主人に馴染むために、最初にちょっとだけ苦労する。

主人もちょっとだけ、苦労する。

主人が休む夜は、私も休める。

今はだいたい一日おきに主人のお供をしている。

私の仲間が増えた。主人のフィールドが広がったのだ。喜ばしい。

また増えた。主人の趣味が増えたのだ。嬉しい。

また増えた。季節が変わったのだ。楽しい。

私に似た、でもグレードの高い奴がやってきた。ちょっと嫉妬する。

私は引退なのか?

主人から暫しの休暇をもらった。

リフレッシュ休暇だ。良かった、引退じゃない。擦り減った自分が蘇る。

えっ、私の名前? 

申し遅れました、「靴」と申します。

主人が「ビジネス」というフィールドに出るときにお供させていただいております。

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