◎火曜日の深夜

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◎火曜日の深夜

のどが渇いた。不快なのどの渇きだ。

それにしてもバカげたカラオケ大会だった。

会社で気を使っているというのに、あんな場でまでサービス精神を強要されるなんて。


明日は、8:00からの会議だ。

こんなに消耗してしまったのに、今日はまだ火曜日だぞ。

あれだけ呑んでしまったから、明日の朝では抜けていないだろうなあ。


金曜日なら満員であろう終電車だか、今夜はそれほどの混雑ではない。

そのことがいっそうむなしさとやり場のない怒りをあおる。

吊革の遠くに滲むマンションの灯りが、ときどき開けるうつろな眼に、

弱い弱い刺激を与えては、後ろに飛んでいった。

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